水飛沫を上げる埠頭。タキシードに身を包んだ男たちが各車のハッチを開け、一列に整列しています。その手前に誇らしく置かれているのは、燃えるようなレッドのハッチバックと、鮮やかなイエローのクーラー。新しい時代の幕開けを感じさせる構成でした。
「誕生 ザ・ハッチバック スーパー・クーペ」
1978年。日産チェリーの後継として登場したパルサーは、横置きFF方式とハッチバックという、当時の最先端のパッケージングを武器にしていました。全シリーズにE.G.I.付A14型エンジンを搭載。92馬力のパワーは、小柄な車体を軽快に走らせるのに十分なものでした。
埠頭に並んだ色とりどりのモデルたちは、ライフスタイルに合わせて車を選ぶという、多様性の時代の始まりを予感させます。いくら走っても疲れないという信頼性が、この技術の日産の誇りでした。

