1964年、ウテナのレモンミルククリーム。
大きなレモンの山。
そして、
「これだけのレモンでお肌をこすってごらんなさい」
と書いてあります。
ずいぶん強い言い方です。
でも本文を読むと、少し違います。
レモンは酸が強い。
そのままこするのは大変だし、費用もかかる。
一個や二個では足りない。
だから、クリームへとつながるんです。
レモンそのものではなく、
レモンオイルを配合した製品を使いましょう、という話ですね。
自然は良い。
でもそのままは使わない。
加工して、扱いやすくして、
「やさしく効く」ものにする。
このあたりに、
昭和の現実感がある気がします。
自然を信じながら、
ちゃんと工業製品を選ぶ。
レモンはこすらない。
だからクリームだった。