1982年 不二家・コーヒー|刻を忘れるひととき

1982年 不二家コーヒー 広告。帆船模型と缶コーヒーの静物写真。 至福のひととき

窓の外に広がる碧い海を背に、作業台の上に置かれた帆船の模型。その傍らに、不二家コーヒー「マイルド」と「マイルドブラック」の缶が静かに佇んでいます。ピンセットや糸、ハサミといった道具たちが、つい先ほどまでの緻密な手作業の熱量を伝えていました。

「碧く透明な風を想って、刻を忘れるひととき。」

1982年。不二家が本格派の男たちに贈ったのは、深い味わいの缶コーヒーでした。張り詰めた緊張から解放され、自らの作品の完成を夢見る時間。その傍らにある一杯のコーヒーが、静かな充足感をもたらします。

「本格派の男に、飲ませたい」という強い言葉。それは、仕事でも趣味でも自らの世界を貫く人々への、共感のメッセージでもありました。手作業の後の心地よい疲労を、深い香りが癒していきます。