おなじみのマスコットキャラクターが笑顔で雪解けを告げる、1964年のヤンマー耕うん機。春の訪れとともに本格化する農村の息吹が、一面に広がる土の匂いとともに青一色の印象的なビジュアルで切り取られています。
「春耕に欠くことのできない」という力強い言葉と、燃料費の少ないディーゼルエンジンの搭載。それは単なる機械の売り込みではなく、厳しい冬を越え、農業経営の合理化という新しい時代へ向かって歩み出す農家の人々への、頼もしいエールでもありました。
春の陽光を浴びながら、規則正しいエンジン音とともに真っ直ぐに耕されていく大地。今の私たちが当たり前に囲む豊かな食卓の背景には、こうした鉄の相棒と共に汗を流した、名もなき開拓者たちの誇り高い横顔があるのです。

