「世界企業誕生 ユニチカ」という力強い見出しと、地球を背景に未来を見つめる多様な人々の眼差し。ニチボーと日本レイヨンの合併によって生まれたこの巨大企業は、単なるビジネスの統合を超え、「21世紀の生活を創造する」という途方もないスケールの夢を掲げていました。
アポロが月に到達した1969年を「宇宙元年 ユニチカ元年」と位置づける、その圧倒的な自信。繊維産業をベースにしながらも、住宅や海洋開発といった「超未来」へ挑もうとする企業姿勢は、高度経済成長の頂点に立とうとしていた日本の熱気そのものです。
力強く未来を見据えるイラストの人々の表情。彼らが夢想した21世紀を生きる今の私たちから振り返ると、恐れを知らずに新しい文明の形を信じ切れた昭和の真っ直ぐな野心が、たまらなく眩しく映るのです。

